【アグファ オプティマ 335】AGFA OPTIMA 335

2008年6月22日 (日)

アグファ・オプティマ(ノーネーム)の実力。

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 今月のはじめ、中古カメラフェアで出会いしアグファ・オプティマ335を試し撮り致した。その御報告でござる。
 その前に、拙者はこのカメラがあまりに軽いので、てっきりプラスチック製と思い込んでいたのでござるが、剥げた塗料の下から見える銀色の地肌は紛れもなく金属ボディ。アルミ合金でござろうか。いやはや、拙者の目はつくづく節穴でござる。
 
080606a19agfaoptima335_dnp400
 アグファと言えば『濃厚な発色』と連想しがちでござるが、ゾリターレンズの持ち味は、まさしく『淡麗』。
 トイカメラファンに人気のアグファ製フィルム「ビスタ」や「ウルトラ」が濃厚な発色だけに、逆にカメラはあっさりした絵作りになっていると推察。
 拙者、レンズ構成などの技術知識には不案内でござるが、古い薄型レンズによくある『中央部シャープで周辺部ボンヤリ』というタイプと見立て申した。
 
080606a22agfaoptima335_dnp400
  周辺部は21世紀の基準で言えば、かなり流れるし減光もござる。ではトイカメ的な絵かと言えばさにあらず。全体にカッチリした印象でクラシック感も少ない。これはまったく真面目なカメラでござる。
 
080606a09agfaoptima335_dnp400
 敢えて言えば『まともすぎて面白みに欠ける』印象もござる。ドイツらしい堅苦しい優等生とでも言えようか。
 上の二枚はDNP センチュリア400にて撮影。このおとなしい発色のネガフィルムが、オプティマの真面目さ、地味さをいっそう際立たせた様でござる。
 
080606b20optima335_agfau100
 同じアグファのウルトラ100ならいかに?

 ご覧のように見違えるような見栄え。ネガカラーらしからぬパンチの効いた発色。それでいて、ウルトラにありがちな過剰な色飽和感もない。やはりアグファにはアグファでござろうか。

080606b13optima335_agfau100
 思い切った逆光でござる。

 大きなハレーションもなく、なかなか優秀。ただオレンジっぽくなるのは古いレンズ故、致し方なし。これはコーティング技術の問題でござる。
 名レンズの誉れ高きカラースコパー(旧)でも全然同じでござる。これは欠点と言うより、旧レンズの味として楽しむのが至当と存ずる。ウルトラ100フィルムの濃厚さと、準広角40mmのパース感で不思議に重厚な寫眞となり申した。いや面白きかな。



 残念なのは、ウルトラ100は現在流通在庫のみで高価なこと、そして現像に時間がかかることでござる。此度は吉祥寺のコイデカメラに依頼したところ、センチュリア400は一時間足らずで仕上がったが、アグファウルトラは中一週間!外注に出すためとのことでござる。街の55分プリントショップなら、他のフィルムの様にすぐ仕上げてくれるが、それも少々不安ではある。
 世のアグファフィルム使いの方々は如何にしておられるのでござろうや?

●寫眞をクリックすると、オプティマの実力を拡大できるでござるよ。 
 
 
 
 
 
 
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[photo 1]
・camera = Nikon D40
・lens = SIGMA DC18-50mm F2.8EX MACRO HSM

[photo 2, 3, 4, 5]
・camera = AGFA OPTIMA 335 (No Name)

・lens = AFGA SOLITAR 1:2.8/40
・film =DNP CENTURIA 400(photo 2, 3), AGFA ULTRA 100(photo 4, 5)
・scanner = Nikon SUPERCOOLSCAN 9000 ED
・finish = Adobe Photoshop CS3
(080603-080606 東京都武蔵野市)
 
 
 
 
 
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2008年6月 3日 (火)

中古カメラ市の収穫、かわい子ちゃん二機。

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◆去年は大物を買ったが・・・。

 東京は渋谷の東急百貨店にて催された恒例【I.C.S世界の中古カメラフェア】。

 忘れもしない去年この同じ場所にて、ハッセルブラッド500C/Mを買い上げたのでござる。あの高揚感。「拙者もとうとうハッセルオーナーか。偉くなったモノよ。」という大いに勘違いの満足感を得た、楽しきイベントでござる。
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▲去年の渋谷中古カメラ市にて購入せしハッセル。500Cを500C/M仕様に改造したモノ。プラナー80mm f2.8 T*、フード・ストラップ付。千曲商会にて購入。


 また、今年二月に銀座にて開かれた中古カメラ市ではライカM3を購入。これまで随分とゾルキーやニッカなど所謂ニセライカを楽しんでいた拙者でござるが、「本物を知らずして、真のニセモノ道楽は無し」との思いから、生まれて初めて正真正銘、本物のライカを買ったのでござる。
 散財ではござったが、これまた少なからず興奮いたした。
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▲今年二月に銀座中古カメラ市にて買いしライカM3。ボディは三共カメラ、沈胴ズミクロン50mmf2.0は早田カメラにて。



 かように中古カメラ市は拙者にとって、魂の修行場であると同時に超エキサイティングなワンダーランドでござった。

 さて、今回。

 拙者としては『オリンパスの金属製コンパクト。RCかDCがあれば欲しいかな。』『大口径ヘキサノン・レンズを使ったコニカのコンパクトがあれば買ってもいいかな。』『佳い出会いさえあれば、思い切ってローライフレックス2.8Fもやぶさかじゃないな。』などなど思いつつ乗り込んだのでござるが、何故か今ひとつ気乗りせず、心はずむことなし。

 こりゃあ拙者のカメラ欲しい欲も一段落ついたのか、病も快方に向かっているのかと、嬉しいような寂しいような気持ちになり申した。

 やれやれ、今年は何も買わずに済んだ、財布も助かるわいと引き上げにかかったところで聞こえてきた場内アナウンス。

◆「壱万九百円均一コーナー、本日最終日でございます。」

 どれ、帰るついでに一応見ておくか、まぁ各カメラ店が捨て値で放出した、いわば投げ売り品、どうせたいしたモノはあるまい、と多寡をくくって覗き込んだのが大間違い。

 出会い頭にショウウィンドウで艶然と微笑むミノルタの佳人を発見。金属製のやや大柄なコンパクトカメラで、見せてもらうとこれがレンズキレイ、フィルム室キレイ、底面キズ少なく、巻き上げ快調、シャッター音軽快。こりゃもー買うでしょう!という逸品。

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▲これぞminoltaの佳人。小文字の旧ロゴも可憐な【minolta AL-E】。
 コニカミノルタHP> http://ca.konicaminolta.jp/history/minolta/1960/1968.html



◆良縁には逆らえず。いわんやミノルタでは。

 後で調べてみると、1968年発売のminolta AL-E。40ミリ開放F=1.8の大口径ロッコールGFレンズ搭載の速度優先EE機にて、なんど見ても「え!?これで壱万円ちょっとなのぉ?」と思うほどの美品でござる。

 これで買わなかったらおかしいではござらぬか?今日でカメラ市も四日目。よくぞ拙者を待っていてくれた。

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▲大口径ロッコールGFレンズ。「GF」の意味は存じ上げないが、ガールフレンドみたいでなにやら嬉し。


◆獨逸・黒衣の姉妹追い打ちす。

 「結局、今回も買ってしまった・・・いや、良縁ゆえ致し方なし。」

 ほろ苦い感慨に浸りつつ会計。

 その間に均一コーナーのウィンドウをもう一度眺めていると、目に飛び込んできたのはちょんこと並んだ黒い双子姉妹。これぞアグファのオプティマでござる。近頃、お洒落なトイカメアート誌あたりでしばしば見かけるカメラでござる。

 片方はオプティマ535、もう一方は型番のプリントが一切無い、所謂ノーネーム。

 アグファ・オプティマは雑誌で見た時はさして興味も湧かなんだが、実物を見ると想像したより小柄でなかなかに可憐でござる。グラリ。

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▲これがノーネームオプティマ。オプティマ姉妹はとても小さくて、ニコンのコンデジ・COOLPIX P5100より一回り大きい程度でござる。オリンパス・ペンSと比べても、タテヨコはほぼ同じ。幅はオプティマの方が太め。獨逸娘は小柄とはいえ骨太でござる。体重はプラボディのオプティマが軽うござる。


◆苦渋の選択。

 聞いてみると、ノーネームオプティマの正体は下位機種のオプティマ335。
 オプティマシリーズはシャッター速度最高1/1000秒の“1035”、同じく1/500秒の“535”、1/300秒の“335”の【黒い三姉妹】なのでござった。そのうち妹二人が仲良く並んでいたわけでござる。

 二台ともウィンドウから出してもらってファインダーを覗くと、驚きの広さ、明るさ、クリアーさ。そして小さく軽い。レンズはゾリター(SORITAR)なる40ミリF2.8で結構明るめで、こりゃスナップに良さげ。
 とはいえ、ほぼおんなじカメラを二台買うのもナンでござる故、どちらか一方を選ぶべく、よくよく検証致した。

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▲ゾリター40ミリf2.8の写りや如何に。f3.5搭載モデルが多いと側聞。明るい方に出会えてラッキー♪でござる。


 ボディの状態は姉535の方が少しだけキズが少ない。535の方が性能も上で値段は同じ。普通ならここは535を選ぶところだが、拙者が選んだのは意外にも妹の335でござる。

 なにしろノーネームだから全身真っ黒。これが決めてでござった。これによりアグファ独特の朱色ボタンが一層映える。また自分で何か書いたり貼ったりしても楽しそうでござる。性能も街角スナップ専用機なら1/300秒も出れば充分なれば問題なし。

 それにしても拙者は、つくづくビジュアルに弱うござるな。



 かくして、今年は日独コンパクト二機お買いあげと相成った次第でござる。
 

●寫眞をクリックすると拡大できるでござるよ。
 
 
 
 
 
 
 
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