【フジペットEE】FUJIPET EE

2008年5月19日 (月)

不覚!フジペットEE 落下損傷せり。

Nec_0196
 一生の不覚。

 5月8日の日記にて得意げに紹介した“フジペットEE”でござるが、水道橋駅で落っことしてアルミの軍艦部を変形させてしまったのでござる。
 上の写眞は、ケータイカメラで撮った落下直後の状況でござる。

 このカメラは1961年発売の国産トイカメラでござる。古い上に子供用だけに美品が少ないのでござるが、この品は箱に入ったままのデッドストック品。四〇数年の時を超えた新品同様の美品でござった。拙者はそれを自慢にしていたのでござるが、あろうことか入手一ヶ月もせで落下させてしまったのでござる。やんぬるかな。

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 ▲セレン露光計窓のカバー、右上がへこみ、全体に歪んでしまっている。厚手のアルミ合金製ゆえに、圧力を受けると容易に変形。打撃にも弱い。

 ▼落下前の写眞。今見れば、なんとも美しいシンメトリーでござるなあ。
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 ▼へこんだ部分を上からアップで。地面にぶつかりし箇所はヤスリで削った如き傷となりぬ。
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 ▼ボディ右肩もかくの通り。柔らかなアルミ合金ならではの損傷ぶり。
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 ▼当日は、ストラップをつけて首から提げた状態で、落とすなどもってのほかの想定外でござった。
 フジペットEEにはストラップ金具がない為、三脚用ネジ穴に装着するタイプのストラップを着けておったのでござるが・・・。
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 おそらく原因はそのネジが弛んでいたのでござろう。
 フジペットEEは120フィルムの12枚撮り。フィルム交換はホルガの如く裏蓋をパッカリ外すのでござるが、その開閉金具は三脚ネジ穴と一体の為、フィルム交換の度にストラップも外さねばならぬ。
 この日、交換したフィルムは5本。気をつけていたつもりでも、気が弛み、ネジも弛んでいたのでござる。無念。


 かような記事書くことは未練の極みにて、武士として恥ずべきことなれど、二度とかかる過ちを犯さぬ為の、自戒の意味を込めて書き記し申した。喩えて言えば、徳川家康公が三方原での敗戦を忘れぬ為に、醜悪な肖像画を残した如き覚悟でござる。

 以後、カメラを落下させた時には、拙者切腹して果てる所存なり。うぬぬ、お止め下さるな、武士に二言はござらぬぞ。



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2008年5月 8日 (木)

楽しからずや、フジペットEE。

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 これなる写眞機は『フジペットEE』でござる。所謂“トイカメラ”の範疇。120フィルム(ブローニー)を使うところなど、当世人気のホルガにも似たり。1961年発売。何を隠そう拙者と同年でござる。

 面白きはセレン露出計にて自動露出のカメラであること。マニュアルカメラたる初代フジペットやホルガと違い、電子の目をもつ未来カメラだったのでござる。

 ボディはプラスチックとアルミニウムで軽きこと比類無し。例えれば箱入りのスナック菓子を持つ感じでござる。レンズもプラスチック製。

 さて、その写りや如何に。

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 拙者がカメラテストに常用するロケーション。都下某駅でござる。
 中央部は思いの外きっちり写ってトイカメラ感は少なめ。ちゃんと写ることを志向した真面目なカメラとわかる。
 一方、周辺部はファンタジーの世界。「色収差」というより、印刷の「版ズレ」といった趣。是非ともクリック・拡大して見て頂きたい。ヨン様の看板と相俟って、幻想的な一枚となり申した。

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 かかるトイカメラは「お天気カメラ」とも呼ばわれ、晴れの日以外は写りにくいモノと聞き及ぶが、フジペットEEは曇天でもなかなかの発色。フィルムはコダックの160NC。ナチュラルカラーのフィルムでござるゆえ、発色良きはレンズの手柄でござる。

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 EEでピント固定故にシャッターチャンスにも強うござる。
 ただしシャッター速度は1/60秒固定なれば、動体は必ずフレることになり申す。



 拙者、これまでロモ、ホルガ等トイカメラ類は怪しげな輩にて、「ロモグラフィなどお洒落なヤングの座興にて、拙者の写眞探求とは関わり合い無し」との思いしが、それは大きな過ちでござった。
 拙者こそ無知蒙昧、頑迷不遜、語るに足らぬ小僧っ子だったのでござる。

 プラレンズ、ようござるなあ!

 味わい深い曖昧さは水彩画の如し。そして意外に良く写るのは開放F値が11(!)と暗いせいかも知れぬ。
 
 
 
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